イベントのご案内
「古典教材の未来を切り拓く!」研究会(コテキリの会)をはじめ、
イベントの詳細をご案内いたします。
同志社大学古典教材開発研究センター
第5回研究集会/第10回コテキリの会
「古典が読みたくなる〈しかけ〉――和本・くずし字・AI」
■日時 2025年3月23日(日)13:30~17:00
■場所 Zoomによるオンライン
■参加費 無料
■募集人数(事前申込制・先着順)
オンライン 150名
■申込締切 2025年3月19日(水)
■申込方法 参加申込フォームからお申し込みください。前日までにZoomのURL等、詳細をメールでご連絡いたします。参加にあたって何か配慮が必要な方は、3月12
日までに問合せ先にご連絡ください。
■プログラム
13:15~ 会場開室
総合司会 三宅 宏幸(同志社大学)
13:30~ 開会の辞
山田 和人(コテキリの会代表・同志社大学名誉教授)
13:40~ 第1部 基調講演
日本古典籍✕AIで過去の文化をもっと身近に
●カラーヌワット タリン(Sakana AI リサーチサイエンティスト)
概要 生成AI時代には多くの分野で新たな可能性が生じています。そこで、生成AIのような新しい技術が日本古典文学や文化の学習にどのように貢献できるかを考察します。具体的には、AIを用いたくずし字認識アプリ、くずし字生成サービス、生成AIによる古文翻訳、そして江戸期の古文で会話可能な大規模言語モデルを用いたチャットボットなど、古典文化学習を支援する最新のツールを紹介します。
経歴 早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は『源氏物語』の古注釈。博士号を取得後、ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センターの特任助教、国立情報学研究所の特任研究員、Google Research Brain Team、Google DeepMindのSenior Research Scientistを経て現職。日本文化と人文科学のデータに適用するAIモデルの研究開発に従事。「みを」くずし字認識アプリの開発者。
司会●加藤 弓枝(名古屋大学)
14:45~ 第2部 実践報告
こんな〈しかけ〉があった!
報告者
●谷川 月彩(今治市河野美術館)
職場体験での「くずし字体験」
●釜丸 祥(京都府立朱雀高等学校定時制)
学校にある和本を授業で調査・研究してみた!
――学校資料としての活用に向けて
●田山 幸恵(茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校)
古典を主体的に学び始めるための仕掛け
――中学校国語科・くずし字クエストの試み
コメンテーター●カラーヌワット タリン(Sakana AI)
司会●加藤 直志(常葉大学)
概要 古典の世界へ誘う方法はさまざまあります。 第2部では、実物の和本やくずし字を利用した実践や古典の魅力を感じられる体験活動などをご紹介いただきつつ、楽しく面白く奥深い古典の世界へ導く、バリエーション豊かな〈しかけ〉について皆さんと共有したいと思います。
16:30~ 第3部 第10回記念懇親会
司会●山田 和人(コテキリの会代表・同志社大学名誉教授)
概要 コテキリ10回目の開催を記念して、参加者(希望者)と登壇者のオンライン懇親会を行います。可能であればカメラをオンにしてご参加下さい。
17:00 閉会
■WEBで全文公開中
同志社大学古典教材開発研究センター編/山田和人・加藤直志・加藤弓枝・三宅宏幸責任編集『未来を切り拓く古典教材 ――和本・くずし字でこんな授業ができる!』(文学通信、2023年3月、本体価格 1,900円)が刊行されました。今までの研究センターと古典教材の未来を切り拓く!研究会(コテキリの会)の活動の成果をまとめたものです。教育現場ですぐに使える実践的な案内書です。オープンアクセスですので、データとしてもすぐにご使用いただけます。
■問合せ先
同志社大学文学部国文学科 三宅研究室・コテキリの会事務局
〒602-8580京都市上京区今出川通烏丸東入
kotekiri20★gmail.com(★→@)
■主催 基盤研究C「興味関心を喚起するくずし字や和本を用いた新しい古典教材の開発に関する実践的研究」(代表者 山田和人)*本研究はJSPS科研費20K00326の助成を受けたものです。
■運営サポート 文学通信
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