イベントのご案内
「古典教材の未来を切り拓く!」研究会(コテキリの会)をはじめ、
イベントの詳細をご案内いたします。
同志社大学古典教材開発研究センター
第2回研究集会「古典籍✖教材性――和本・くずし字が「教材」!?」(第4回コテキリの会)
■日時 2022年3月27日(日)13:00~17:00
■場所 Zoomによるオンライン
■プログラム
12:45~ 会場開室
総合司会 三宅 宏幸(愛知県立大学)
13:00~ 開会の辞
山田 和人(センター長・同志社大学)
13:10~ 第1部 基調講演
和本のポテンシャル――教材としての古典籍利用の可能性
佐々木 孝浩(慶應義塾大学附属研究所斯道文庫)
概要 古典籍は古典作品の保存容器ですが、それ自体が文化遺産でもあります。和本は日本文化のタイムカプセルであり、国数理社すべての科目で教材となりえます。和本の特徴や魅力について具体的に説明しながら、その学校教育における活用法を考えてみたいと思います。
経歴 国文学研究資料館を経て、現職。文庫長・教授。博士(学術)。専門は日本書誌学・中世和歌文学。海外に向けた和本文化の紹介活動を行う。著書『日本古典書誌学論』(笠間書院、2016年)で第39回角川源義賞受賞。
14:00~ 第2部 センター活動報告
こんな教材を作ってみた!
●遠藤 杏・谷口 悠・若井 花楠子(同志社大学プロジェクト科目履修生)
●加藤 直志(名古屋大学教育学部附属中学・高等学校)
概要 同志社大学プロジェクト科目では、学生たちが開発したくずし字教材を小中学校で実践し、センター員も新企画「和本バンク」を活用した授業を中学校で行いました。その詳細を報告します。
14:30~ 第3部 パネルディスカッション
和本・くずし字が「教材」!?
概要 和本・くずし字には教材としてどのような可能性があるのでしょうか。前半では、様々な実践を試みてきた教員・研究者・学芸員がそれぞれの取り組みや教材案について発表したのち討議を行います。また、後半には参加者と登壇者との意見交換会も行います。お気軽にご参加ください。
パネリスト・発表題目
●加藤 十握(武蔵高等学校中学校)
「くずし字を解読して古典学習への旅に出る」
●髙須 奈都子(大阪商業大学(非))
「「小袖雛形本」を使った古典教育の提案」
●永吉 寛行(宮崎大学)
「和本資料を活用した中学校書写授業の構築について」
●林 知左子(西尾市岩瀬文庫)
「古典籍が教えてくれること――博物館の取り組みから」
ディスカッサント
佐々木 孝浩(慶應義塾大学附属研究所斯道文庫)
司会
加藤 弓枝(鶴見大学)
17:00~ 閉会の辞
山田 和人(センター長・同志社大学)
■参加費 無料
■募集人数 200名(先着順)*定員枠を拡大して受付 満員御礼
■申込締切 2022年3月25日(金) 23:59
■申込方法 参加申込フォームからお申し込みください。研究会前日にZoomのURL等、詳細をメールでご連絡いたします。
■問合せ先
同志社大学文学部国文学科 山田和人研究室・コテキリの会事務局
〒602-8580京都市上京区今出川通烏丸東入
kotekiri20★gmail.com(★→@)
■主催 基盤研究C「興味関心を喚起するくずし字や和本を用いた新しい古典教材の開発に関する実践的研究」(代表者 山田和人)*本研究はJSPS科研費20K00326の助成を受けたものです。
■協力 2021年度同志社大学プロジェクト科目「教科書に載っていない古典の魅力を探るくずし字教材の開発と実践」
■運営 文学通信
■画像 嵯峨本『伊勢物語』(飯沼山圓福寺所蔵)
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